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COLUMN

コラム

今だからこそこだわる“オフィスエクスペリエンス”というココネの視点

六本木の高層ビルから世田谷へ

 出来立ての料理を提供する社員食堂、社員同士のコミュニケーションの場となるバースペース、緑いっぱいのテラス、本格的なスポーツジムなど充実した施設をもつ世田谷区若林にあるココネ株式会社のオフィスにはグループ会社も合わせて現在400名弱の社員が在籍している。

 「ポケコロ」などのスマートフォンアプリの開発・運営を行なっている同社は、元々六本木一丁目の高層ビルにオフィスを構えていたそう。
 しかし、高層ビルの上層階が気圧などの関係で居心地が良いと感じられなかったことや、オフィスに厨房を作ることができず、ケータリングではなく出来立ての美味しい料理を社員に提供したいという想いから現在のオフィスにたどり着いた。

cocone-office オフィス外観
cocone-entrance オフィスエントランス

「働きがいだけでなく生きがいを感じて欲しい」

「仕事が快適にできるだけでなく、食や健康の要素もトータルで提供していきたい。社員に働きがいだけでなく、生きがいを感じて欲しい」(人事部長北村氏)
野菜たっぷりの食堂ランチは300円で提供、仕事の合間にリフレッシュできるスポーツジムもあり、仕事の後には同僚とバーで軽く飲む、会社に来た方が健康で活き活きと働けるというのも十分納得できる。

 若林オフィスに移転した時から「暮らすように働く」環境づくりを目指していた同社で大切にしている考え方は、オフィスに出社するからこそ体験できる“オフィスエクスペリエンス”。コロナの影響で他社がリモートワークへのシフトやオフィスの簡素化を余儀無くされる中、こんな時期だからこそ外ではできないことをと、あえて社内のスポーツジムやバーの空間をリニューアルしたという。

 オフィスでリアルにしかできない仕事やアクティビティと、リモートワークやチャット等ツールを使ってオンラインでできることをうまく使い分けていくことで、メリハリもついて残業時間も格段に減ったそうだ。

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広々とした社員食堂
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専属パティシエによる手作りケーキ
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社内にあるフィットネススタジオ
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社内にあるバー『bar the forest』
cocone-terrace まるでカフェのようなテラス

わざわざ行く意味と価値のある場づくり

 同社の執務エリアには、これから生まれる新しいサービスのためのプロジェクトルームが2つ存在し、そのプロジェクトのテーマや思想に合わせてインテリアも毎回変えていくという。
「新たなサービスを生み出すインキュベーションの場はよりクリエイティブな発想が必要」(北村氏)と考え、サービスを生み出した後のワークスペースとは切り離している。例えば、「リヴリーアイランド」という育成コミュニケーションアプリの開発時には、錬金術によって生み出された生き物を育てるというテーマから、研究者の働く空間のイメージをスペースに反映した。

 2021年7月に本社ビルの向かいに増床したフロアでは、少人数・大人数での打ち合わせ場所、一人で深く考える場所、コミュニケーションする場所など、あえて複数のコンセプトを1つの空間に同居させた。また、フレッシュジュースやスムージーを飲めるジュースバー、時の移ろいを感じられるハイレゾ自然音や照明などサーカディアンリズムを意識した設備も充実させ、社員にとってわざわざそこに行く意味をつくりだしている。

 目的ごとに最適な場を選ぶという考え方が同社の働き方にはしっかりと根付いており、そこには社員に対する深い信頼がベースとなっている。
 コロナ禍においてオフィスの存在価値や意味の見直しが必要と考える企業も多い中、ココネ株式会社の空間づくりと“オフィスエクスペリエンス”という考え方は重要なキーワードになると言えそうだ。

cocone-newoffice
増床したオフィスには植栽もたっぷり
cocone-tatami
畳の小上がりスペース
cocone-juicebar
フレッシュジュースやスムージーが楽しめるジュースバー

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