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COLUMN

コラム

社員の意識や行動に変化をもたらす “オフィス空間づくり”が組織成果の大きな要に。

社員の健康管理を投資と捉え、経営的な視点で戦略的に実践する「健康経営」。 多くの企業が「健康経営」の重要性を認識し、導入する企業が増えています。特にコロナ禍により“テレワーク疲労”などの問題が顕著になりつつある昨今では、社員の心とカラダの健康を守るという必要性が高まっており、オフィスに対してその機能・役割が求められるようになってきました。 しかし、残業時間削減やストレスチェックなど仕組みやルールを導入にとどまってしまい、社員の自発的な利用が進まないというケースも多く見られています。特に優秀な社員を抱える企業ほど、社員は会社からの“押し付け”を嫌う傾向があると考えられており、社員が自発的かつ自然に無理なく健康経営に取り組みたくなるオフィス空間づくりに力を入れる企業が増えてきています。


自然環境をオフィスに再現、パフォーマンスを引き出すキャンピングオフィス。


テントの中での打ち合わせや、焚火台を囲んでの雑談など、キャンプ用品に自然音響や自然の香り、植栽などを組み合わせたオフィス空間「キャンピングオフィス」を取り入れる企業が増えているといいます。

法人向けWeb電話帳クラウドサービスを展開する株式会社PHONE APPLIのオフィスもそのひとつ。“自然の中が最もパフォーマンスを高められる”という考えのもと、その名も「CaMP」と名付けられたユニークなオフィス空間。ミーティングを行えるテントやキャンプ用のテーブルや椅子、緑視率25パーセントを目指して導入された観葉植物、ハイレゾ自然音の小鳥のさえずりや川のせせらぎがBGMとして流れるなど、自然の要素をふんだんに取り入れた空間づくりは、自然とのつながりを重視するバイオフィリックデザインの考え方を体現するデザインでもあります。

米国専門家の研究によると、職場におけるバイオフィリックデザインの効果として、幸福度を高めストレスを軽減するなど心身の健康につながるだけでなく、創造性や生産性も高まるなど仕事のパフォーマンスも向上すると言われています。

キャンピングオフィス
株式会社PHONE APPLI様オフィス

短時間の睡眠で健康とパフォーマンス向上を実現する「ちょっと寝®️ルーム」


“積極的仮眠”とも呼ばれるパワーナップは、夜の睡眠に加えて日中に短時間の仮眠をすることで集中力の向上や疲労の軽減が期待できることが科学的にも証明されており、NASAにおいても導入されたことで話題となりました。今、このパワーナップが企業の健康経営にも積極的に取り入れられており、専用の仮眠スペースを取り入れる動きも進んでいるといいます。

寝具を専門に開発・販売する西川株式会社は、東京オフィス内に同社研究機関が監修したお昼寝空間「ちょっと寝®️ルーム」を開設。30度の傾斜をつけた仮眠用ベッドをはじめ、椅子に座ったまま仮眠可能なスペースや、座位姿勢の眠りをサポートするオリジナル抱き枕を用意。さらにアロマや入眠時と起床時のタイミングに合わせた照明変化、ハイレゾ自然音の活用により、短い時間で質の高い仮眠を創り出すための様々な工夫が見られます。また、全社員に1日15-20分の仮眠習慣を日中のパフォーマンス向上のメソッドとして根付かせることで、業務時間中の昼寝という後ろめたさを払拭し、社員の積極的な利用を促しています。Googleやナイキなどの大手企業では専用の仮眠室もあり、もはやパワーナップは仕事の一環ともいわれているそうです。

Withコロナで出社率が低下したことで空きスペースの活用が課題といわれていますが、「ちょっと寝®️ルーム」のような用途に転換することで社員の健康経営にもつながると期待が高まっています。

ちょっと寝®️ルーム
西川株式会社様「ちょっと寝®️ルーム」

社員のフィジカル・メンタルの両面を守る「ウェルネスセンター」


経済産業省の健康経営オフィスレポートによると、従業員がイキイキと働けるオフィス環境には、快適性を感じること、体を動かしたり健康意識を高めること、コミュニケーションや気分転換など、日常のオフィスの中で誘発させる具体的な工夫が必要と述べられています。

また、労働安全衛生法により社員50人以上の事業所では、フィジカル・メンタルの双方から社員の健康状態を把握するために、年1回以上のストレスチェックの実施や、産業医の選任が義務づけられていることから、産業医や産業保健師に気軽に相談できる施設の導入や、ヨガやストレッチなどの軽い運動ができるジムやマッサージコーナーなど社員の心身の健康維持を目的としたウェルネスセンターを設置する企業も増えており、その空間づくりにも各社様々な工夫が取り入れられています。

大きな窓からは豊かな自然景観を取り入れられるようにし、室内にもたっぷりとグリーンを配置、心地よいハイレゾ自然音やアロマ、フレッシュフルーツやサラダなど健康的な食事ができるなど、五感を刺激する居心地の良い場を作ることで自然と社員の利用が進むといいます。

ウェルネスセンター
ココネ株式会社様オフィス内ジム

健康経営の実現には、“健康的に働ける”空間づくりが必要不可欠


健康経営を実現するためには、仕組みやルール整備はもちろんですが、社員が自発的に意識の変革や行動を起こせるような環境をつくりだすことが重要であり、そのための空間づくりの工夫は必要不可欠と言えるでしょう。

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