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COLUMN

コラム

「音」とは一体何なのか?〜聞こえる音と感じる音

聞こえない周波数にも効果があるかもしれない

「聞こえない音」は存在する?

 「音とは一体なんですか?」改めてそう聞かれたら、答えることができますか。車や電車が通り過ぎる音や雨が滴る音など、具体的な音を思い浮かべた後、返答に困ってしまう…という人が多いかもしれません。
 そもそも、音というのは空気の振動によって生まれるもの。空気が鼓膜を振動させることで初めて、私たちはその存在を認識できるのです。空気の振動=音だとするならば、人間の耳には聞こえてこないけれど振動はしている。つまり『聞こえない音』というものもあるのでは?!ということに気づく人もいるでしょう。
 事実『聞こえない音』は存在しています。一般的に、人間に聞こえる周波数の範囲(可聴域)というのは、20Hz〜20kHzの間と言われており、20kHzを超える周波数の音については、空気の振動が微細すぎるために、鼓膜が感知できず『聞こえない音』になってしまうというわけです。


脳の深層部を活性化させる「聞こえない音」

 では、普段気にすることのない『聞こえない音』は、私たちにとって意味のないものなのか、はたまた害があるものか、一体何者なのでしょうか。実は、この『聞こえない音』はむしろ、ポジティブな影響があるとされています。微細な振動の刺激が細胞レベルを通じて伝わり、脳の深層部を活性化させるのです。
 聞こえないけれど私たちに働きかけている、表現を変えれば『感じる音』とでも言えるでしょうか。これらは、枝や葉っぱの擦れ・川の流れ、さらには鳥や小動物の鳴き声といった、自然の中にある音に多く含まれています。そう聞くと、なんとなく合点が行くかもしれません。パワースポットと呼ばれる場所で感じる、なんとも言えない気の良さというのもきっと同じこと。私たちは知らぬ間に、『感じる音』によって心地良さを感じているのです。


都会に森の心地よさを再現する


白神山地の自然音

 私がこの『感じる音』の存在を知ったのは、音の可能性を模索して、専門家や研究者の皆さんと議論を重ねていた時のことなのですが、驚くだけでなく、妙に納得もしました。
 これまで何度となく感じてきた、森の中で過ごす心地良さ。目に飛び込んでくる様々な緑の色や、フィトンチッドという樹木が発する独特の香りもその理由だろうけれど、何か他に訳がありそうだ……と思いながらも、心地良さの正体はつかめてはいませんでした。だからこそ、心地良さに音(=空気の振動)が影響しているという事実には、納得しかなかったのです。それと同時に、この音を都会で再現できれば、人間はどんなに気持ち良く健やかに過ごせるのだろうかと、音の持つ可能性にワクワクしたことを覚えています。


『感じる音』を作り出す空調メーカー


R-LIVEのスピーカーイメージ

 そこから、ただ耳障りの良いリラックスミュージックではない、『感じる音』をどう再現するのかという挑戦が始まりました。そしてようやく、ハイレゾリューションという技術を活用して録音した、森のさざめきや川のせせらぎの原音。それらの音をどこまでも忠実に再現する独自の音響機器。そして、自然の移ろいを再現する独自のアプリケーションプログラム。これらが三位一体となって初めて、心地良い空間を作り出すことができるのだとわかったのです。
 音響機器メーカーと思われることもある私たち。だからこそ、そうではないんです!と声を大にして言いたいという気持ちがあります。私たちは、良い音を再生する装置を作るのではなく、美しい自然界の空気感を都会に再現している。極端な表現をすれば、『感じる音』を作り出す空調メーカーと呼ばれた方がしっくりくるような気がしています。

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