水と緑にあふれた美しい風景が広がり、日本自然百選に選ばれている名栗川渓谷。埼玉県南西部の入間川上流に位置し、冬でも比較的降雪の少ない地域として知られています。 山並みが格別に美しい名栗湖をはじめとする名栗エリアでは、自然に魅了された人たちが営むカフェや、名栗産の良質な木材や西川材で手づくりされたカヌーを楽しめるスポットも。 自然を存分に楽しめる名栗川渓谷は、冬にもその澄んだ空気と心地よい音で私たちを魅了します。
日本自然百選に選ばれている名栗川渓谷。子持岩、弁天岩などの奇岩が続く名栗川渓谷は、澄んだ流れと秋の紅葉の美しさでも知られています。
寒さ厳しい冬にも、野鳥のかすかな鳴き声や静かなせせらぎが響く名栗川渓谷。ほかの季節に比べるとその音は小さく感じられますが、この季節ならではの「静けさ」を体感できるのも冬の醍醐味。
心に寄り添ってくれるような優しさを感じさせる冬の音に、ぜひ耳を澄ませてみてください。
荒川の支流入間川の上流は「名栗川」と呼ばれ、冬にも優しく、ほっと落ち着くようなせせらぎが響きます。
澄んだ冷たい空気に響く乾いた木の葉や枝の擦れ合う「木立のささやき」。
優しく語りかけてくるような「川のせせらぎ」。
それは、冬だからこそ感じられるどこかノスタルジックな響きです。
「キョロ キョロ キョロリ」
冬の凛とした空気に響き渡る、高く澄んだ丸みのある鳴き声を聴かせてくれるのは野鳥「ルリビタキ」。夏は山地、冬は平地と、季節に合わせて日本国内を移動する野鳥で、明るい林よりも暗い林を好む習性があります。ルリビタキは、冬も1羽ずつで暮らすのだそう。
オスは体が青く、メスは尾だけわずかに青色を帯びているのが特徴。青色の宝石「瑠璃」の名前がついたルリビタキの美しい姿は、見る人をしあわせな気持ちにしてくれることでしょう。
凛とした空気に溶け合う静かな川のせせらぎ、高く澄んだ野鳥の鳴き声…。この季節ならではの名栗川渓谷の冬の音を、ゆったりとした気持ちで感じてみませんか。
自然が奏でる、遠い記憶を呼び起こすようなノスタルジックな音が、あなたの心を癒してくれることでしょう。
音源sample(ハイレゾではありません)